SXSW 2024で行われた3 Body ProblemのWorld Premiere

World Premiere of 3 Body Problem – SXSW 2024 – Photo by Andy Wenstrand

SXSW FILM & TV

SXSW Film & TVとは?

映画、テレビ、XRと、その作品をつくり届ける人たちが集まる7日間。

SXSW Film & TV Festival & Conferenceでは、長編映画、ドキュメンタリー、テレビシリーズ、短編、ミュージック・ビデオ、XRなどの新作がAustin各地で上映されます。監督やキャストが参加するプレミア上映やQ&Aに加えて、日中にはFilm & TV カンファレンス、メンターセッション、ワークショップ、業界ミートアップなども開催されます。

STARTED

1994

SXSWにFilmが加わる

SXSW 2027

350+ SCREENINGS

映画・TV・短編・XRなどを上映

PREMIERES

150+ WORLD PREMIERES

Austinで世界初上映される作品も多数

FILM & TV CONFERENCE

100+ SESSIONS

制作と映像ビジネスについて議論

01 / FILM & TV

映画を観る。その前後で、
つくる人、届ける人とも話す。

SXSW Film & TVは、作品を上映するFilm & TV Festivalと、映像産業について話すFilm & TV Conferenceで構成されています。

フェスティバルでは、長編映画、ドキュメンタリー、TV Project、短編、Music Video、XRなどを上映する映画祭が。大型作品のプレミアからNarrative Feature Competition、Documentary Feature Competition、Midnighter、Independent TV、短編、XRまで、さまざまな作品が同じ一週間に並びます。

カンファレンスには監督、脚本家、プロデューサー、ショーランナー、制作会社、配給会社、プラットフォームなどが参加します。パネルセッションやキーノートに加えて、少人数のワークショップ、1対1で話せるメンターセッション、ミートアップがあります。

1994

FILM JOINS SXSW
8 SESSIONS / 36 SPEAKERS / 2 WORLD PREMIERES

1994年、SXSWにFilm and Media Conferenceが加わりました。最初の年は8セッション、36人のスピーカー、2本のWorld Premiereからスタートしています。

現在は上映作品を見る時間と、その作品がどのようにつくられ、資金を集め、観客へ届けられているのかを知る時間が、同じスケジュールの中で見ることができます。

02 / WHY SXSW FILM & TV

SXSWの映画祭は、
客席の外にも続いている。

SXSW Film & TVの上映には、映画ファン、監督、俳優、プロデューサー、配給関係者などが集まります。SXSW公式も、業界関係者、バイヤー、ファンのそれぞれが参加する映画祭としてFilm & TVを紹介しています。上映後には監督やキャストによるQ&Aが行われます。

さらに同じSXSWでは、Innovation ConferenceやMusic Festival & Conferenceも同時開催されています。映像業界の参加者に加えて、テクノロジー企業、起業家、ミュージシャン、デザイナー、ブランド関係者などもAustinに集まります。

作品を上映する場所と、作品をつくる技術、届けるビジネス、別の産業やカルチャーに関わる人が、同じ一週間に集まっている。これがSXSW Film & TVの特徴の一つです。

AUDIENCE

観客の反応を、その場で受け取る

笑い、驚き、歓声など、率直なAudience ReactionもSXSWが公式に挙げる特徴の一つです。

AFTER THE SCREENING

上映後に、制作・キャストの話を聞く

Q&AやConferenceを通じて、作品の制作背景、技術、ビジネスについて話を聞ける機会があります。

CROSS-INDUSTRY

映画館の外側の参加者も、同じ街にいる

InnovationやMusicも同時開催され、テクノロジー、ブランド、音楽など別領域の参加者と同じSXSWを過ごします。

03 / SCREENING

プレミア上映では、
何が起きる?

SXSW Film & TVのプログラムを見ると、World Premiere、North American Premiere、U.S. Premiereといった表記が多く登場します。長年、Paramount Theatreは大型作品のプレミアやレッドカーペットを行う象徴的な会場の一つでした。2027年は同劇場が修復工事のため休館し、ACL Live at The Moody Theaterが主要なレッドカーペットやプレミア上映の会場として使われます。

WORLD PREMIERE

世界で初めて正式に上映

その作品が世界で初めて一般の観客の前で正式に上映される機会です。

NORTH AMERICAN PREMIERE

北米で初めて上映

すでに他地域で上映されていても、北米での最初の正式上映としてSXSWに登場する作品があります。

U.S. PREMIERE

アメリカ国内で初めて上映

他国で上映済みの作品が、アメリカで初めて観客に公開されるケースです。

AWARDS / AFTER THE SCREENING

Q&A、Jury Award、Audience Award

上映後には監督やキャストによるQ&Aが設定される作品もあります。コンペティション部門では映画制作者、プログラマー、批評家などによるJury Awardが選ばれ、各Sectionでは観客の投票によるAudience Awardも発表されます。SXSWは短編映画についてAcademy AwardsのQualifying Festivalでもあります。

04 / A DAY AT SXSW FILM & TV

映画を観て、話を聞いて、
また次の作品へ。

SXSW Film & TVでは、上映だけを一日中見ることもできます。
ConferenceやQ&A、Networkingを組み合わせて過ごすこともできます。

10:30 AM

FILM & TV CONFERENCE

制作、配給、Streaming、AIなどについてのセッションを見る。

01:00 PM

WORLD PREMIERE

Austinで初めて観客の前に出る新作を映画館で観る。

03:00 PM

PANEL | Q&A

上映後に監督、キャスト、プロデューサーなどの話を聞く。

04:30 PM

FILM & TV CLUBHOUSE

MeetupやNetworkingへ。次に観る作品を確認したり、他の参加者と話したりする。

07:00 PM

TV PREMIERE

新しいTVシリーズやEpisodic作品を見る。

10:15 PM

MIDNIGHTER

ホラー、スリラー、ダークコメディなど、夜の時間帯に組まれる作品を見る。

※上記はSXSW Film & TVでの過ごし方をイメージするための例です。実際の日時・会場・アクセス条件は各年の公式Scheduleをご確認ください。

05 / FILM & TV BUSINESS

作品をどうつくり、資金を集め、
観客へ届けるか。

Film & TV Conferenceでは、ストーリーテリングや脚本、キャスティング、撮影、ポストプロダクションといった制作の話から、インディペンデント作品の資金調達、配給、Streaming、AIまで、映像作品を成立させるさまざまな仕事が扱われます。

MAKE

Storytelling / Writing / Casting / Production / Post-production。物語をどのようにつくり、映像として完成させるか。

FINANCE

Independent Film / Financing / Producers。企画をどのように成立させ、制作資金を集めるか。

DISTRIBUTE

Distribution / Streaming / Sales / International Markets。完成した作品を、どのプラットフォームや市場へ届けるか。

TECHNOLOGY

AI / XR / Virtual Production / Production Technology。制作方法や映像表現を変える新しい技術をどう使うか。

SXSW 2026 EXAMPLE

上映作品の出演者や監督が、カンファレンスにも参加する。

2026年には『I Love Boosters』主演のKeke Palmerがカンファレンスにも登壇しました。スピルバーグ監督はキーノートに登壇し、自身の長年のキャリアに加えて近年の映像制作におけるAIの影響についても語っています。

同年のFilm & TV Trackでは、ストーリーテリングや制作技術に加えて、Virtual Production、キャスティング、ポストプロダクション、インディペンデント映画の資金調達や配給戦略なども扱われました。

06 / DISCOVERY

Austinで最初に世界初上映された作品。

SXSWの公式HistoryやFilm & TV Festivalの記録には、過去に上映された作品が残されています。現在では広く知られている作品も、その公開初期にSXSWでWorld Premiereや上映を行っています。

2010–2013

タイニー・ファニチャー (Tiny Furniture)
Undefeated
ショート・ターム (Short Term 12)

レナ・ダナム監督『タイニー・ファニチャー』、『Undefeated』、デスティン・ダニエル・クレットン監督『ショート・ターム』などが上映されました。現在もSXSW公式Film & TVページで代表的な過去作品として紹介されています。

2018–2019

クワイエット・プレイス (A Quiet Place)
レディ・プレイヤー1 (Ready Player One)
アス (Us)
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー (Booksmart)

2018年にはジョン・クラシンスキー監督『クワイエット・プレイス』がWorld Premiereされ、スティーブン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』も上映。2019年にはジョーダン・ピール監督『アス』、オリヴィア・ワイルド監督『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』などがWorld Premiereされました。

2022–2024

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス (Everything Everywhere All at Once)
X エックス (X)
Bottoms
シビル・ウォー アメリカ最後の日 (Civil War)

2022年にはダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート監督『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』がOpening Night Filmとして上映。同作は翌年のAcademy AwardsでBest Pictureを含む7部門を受賞しました。同じ2022年にはタイ・ウェスト監督『X エックス』、2023年にはエマ・セリグマン監督『Bottoms』、2024年にはアレックス・ガーランド監督『シビル・ウォー アメリカ最後の日』もSXSWで上映されています。

2025–2026

ザ・スタジオ (The Studio)
I Love Boosters

近年も映画だけでなくTVシリーズやEpisodic作品を含む新作が上映されています。2025年にはApple TV+『ザ・スタジオ』、2026年にはブーツ・ライリー監督『I Love Boosters』などがFilm & TV Festivalのプログラムに入りました。

※ここではSXSWへの上映記録を紹介しています。作品のその後の成功とSXSWへの出品との因果関係を示すものではありません。

07 / JAPAN × SXSW FILM & TV

日本の作品も、20年以上にわたり
Austinのスクリーンへ。

SXSW Japan Historical Databaseでは、2002年以降、日本制作・共同制作の映画、短編、ドキュメンタリー、XR作品などのSXSW上映記録を確認しています。『バトル・ロワイアル』『座頭市』『十三人の刺客』『アイアムアヒーロー』などの長編作品に加えて、短編アニメーション、ドキュメンタリー、海外との共同制作、XR作品も上映されてきました。下記は主な作品です。

2002–2007

『バトル・ロワイアル』『殺し屋1』『座頭市』など

2002年には深作欣二監督『バトル・ロワイアル』、2003年には三池崇史監督『殺し屋1』、2004年には北野武監督『座頭市』がSpecial Screeningsで上映。その後も三池崇史監督『漂流街』、山田洋次監督『隠し剣 鬼の爪』、想田和弘監督『選挙』など、日本作品の上映が続きました。

2010–2016

『十三人の刺客』『アイアムアヒーロー』、短編や共同制作も

2010年には日韓共同制作『彼岸島』、2011年には三池崇史監督『十三人の刺客』、2012年には平林勇監督の短編アニメーション『663114』が上映。2015年には平柳敦子監督の短編『Oh Lucy!』、2016年には佐藤信介監督『アイアムアヒーロー』がMidnightersに登場し、同部門のAudience Awardを受賞しました。

2018–2024

長編、短編、ドキュメンタリーへ

2018年には『亜人』、岡島龍介監督『From All Corners』、角野礼貴監督『Crying Bitch』などが上映。2022年にはAnna J. Takayama監督『The Voice Actress』がNarrative Shorts CompetitionでWorld Premiereされ、Mailchimp Support the Shorts Awardを受賞しました。

2025–2026

ドキュメンタリー、XR、ホラーまで

2025年には日本を制作国に含むドキュメンタリー『Dear Tomorrow』、日本とも共同制作されたXR作品『Address Unknown: Fukushima Now』などが上映。2026年には日本制作のホラー『Never After Dark』がMidnighterでWorld Premiereされ、賀来賢人がProducerとCast、穂志もえかが主演として参加。同部門のAudience Awardを受賞しました。平岳大が出演する『Anima』もNarrative SpotlightでWorld Premiereされています。

※『Anima』はSXSW公式上の制作国がUnited Statesのため、日本制作作品と分けて日本関連作品として記録しています。

08 / 2027 UPDATE

SXSW 2027 Film & TV Festival & Conference

SXSW 2027 Film & TV Festival & Conferenceは、2027年3月15日〜21日にAustinで開催されます。Film & TV FestivalとFilm & TV Conferenceが7日間にわたって開催されます。

MAR 15–21

7 DAYS

350+

SCREENINGS

150+

WORLD PREMIERES

100+

CONFERENCE SESSIONS

400+

SPEAKERS

※2027年の上映数は、SXSW Film & TV公式メインページの「350+ Screenings」表記を採用しています。

VENUES / 2027

Paramount Theatreは修復工事中。2027年の大型プレミアはACL Liveへ。

Paramount Theatreは、建て替えや取り壊しではなく、歴史的な建物を保存しながら設備や客席などを更新する大規模な修復工事のため休館しています。SXSW 2027では、ACL Live at The Moody TheaterがParamountに代わる主要会場として、大型のレッドカーペットやプレミア上映に使われます。Film & TVの上映はこのほかState Theatre、Violet Crown、AFS Cinema、Zach Theatre、Alamo Drafthouse South Lamar、Rollins Theatreでも行われる予定です。

ATTEND / BADGES

Film & TVを現地で見るなら、PlatinumかFilm & TV Badge。

SXSW 2027に参加する場合は、見たいプログラムの範囲に合わせてバッジを選びます。Film & TVを中心に参加する場合はFilm & TV Badge、InnovationやMusicまで横断する場合はPlatinum Badgeが候補です。

Platinum Badge

Film & TV FestivalとConferenceに加えて、InnovationやMusicなど複数のプログラムを横断して参加したい方向け。2027年は1日3件のReservation枠が案内されています。

Film & TV Badge

Film & TV Festivalの上映、Film & TV Conference、Mentor Session、Workshop、Meetup、Film & TV Clubhouseなどを中心に参加したい方向け。2027年は1日2件のReservation枠が案内されています。

FILM & TV SUBMISSIONS

SXSW 2027の作品応募は終了しました。

SXSW 2027 Film & TV Festivalでは、Feature Film、Short Film、TV Project、XR Experience、Music Videoの5カテゴリーで作品を募集しました。応募は2026年7月28日に開始され、すべてのScreening Categoryが2026年10月1日に締め切られています。応募者への結果通知は2027年2月9日までに行われる予定です。

ROAD TO SXSW

Film & TVを知ったら、次は参加方法と現地での動き方へ