SXSW JAPAN ARCHIVE|SXSW PITCH 2025
2025年のSXSW Pitchでは、9カテゴリ45組のファイナリストがAustinでPitchを行いました。その中に、日本から参加したMUSEとMyEndoscopeの名前もありました。開催前に公開した記事を、選出から結果までを残すアーカイブとして再編集します。
ABOUT THIS ARTICLE
この記事の初出は2025年1月。SXSW Pitch 2025のファイナリスト発表を受け、日本から選出されたMUSEとMyEndoscopeを開催前に紹介した記事でした。
現在は大会が終了しているため、当時の期待や応援告知を整理し、2025年に何が起きたのかを振り返れる形に更新しています。
589件の応募から、45組がAustinへ
SXSW Pitchは、SXSWのStartupプログラムの一つとして毎年開催されているPitch Competitionです。
2025年は第17回。589件の応募から、9カテゴリ45組がFinalistに選ばれました。
各カテゴリには5組ずつが並び、3月8日・9日にAustinでPitchが行われました。
日本からFinalistに入ったのは、MUSEとMyEndoscopeの2組です。
SXSW PITCH 2025
589 APPLICATIONS
2025年の応募数
45 FINALISTS
9カテゴリから各5組を選出
2 FROM JAPAN
MUSE / MyEndoscope
45組を見渡すと、AI、ロボティクス、医療、宇宙、気候、Food Techなど、扱うテーマはかなり広く分かれていました。
同じStartup Competitionの中に、店舗ロボットと内視鏡トレーニング、衛星データ、水浄化、生成AIが並んでいる。
その幅もSXSW Pitchの特徴の一つです。
MUSE|店舗や物流で働くロボットをPitch
MUSEは、Robotics, Web3, Voice & Extended RealityカテゴリのFinalistに選ばれました。
同社が開発しているのは、ロボットとデータサービスを組み合わせた店舗・物流向けのプラットフォームです。
主力ロボット「Armo」は、店舗や倉庫内での移動、在庫運搬、棚のスキャン、顧客案内などに使われます。
そこに「Eureka Platform」を組み合わせ、店舗内の在庫や棚の状態をデータとして把握する構想を展開していました。
2025年のPitchでは、Airtrek Robotics、Contoro、Fluid Reality、Wubble.aiと同じカテゴリに並びました。
MUSE|ROBOTICS
日本の店舗や物流で考えてきたロボットを、
異なる市場の審査員とAudienceの前へ持っていく。
このカテゴリのWinnerとなったのは、AustinのContoroでした。
MUSEはカテゴリWinnerには選ばれませんでしたが、45組のFinalistの一つとしてAustinでPitchを行いました。
MyEndoscope|学生チームが内視鏡トレーニングを持ち込んだ
もう一組の日本からのFinalistがMyEndoscopeです。
MyEndoscopeは、ポータブルな内視鏡トレーニングシステムを開発していた学生チームです。
VRシミュレーションアプリとBluetooth対応のコントローラーを組み合わせ、場所を選ばず内視鏡操作の練習ができる仕組みを開発していました。
2025年はStudent StartupカテゴリのFinalistとして選出。
MabLab、The Dev Difference、The Flossy Organization、Vocadianと同じステージに立ちました。
MyEndoscopeはTodai To Texasの活動を通してAustinへ参加しています。
MYENDOSCOPE|STUDENT STARTUP
学生のプロジェクトが、
世界のStartupと同じPitchの場に並ぶ。
Student StartupカテゴリのWinnerはMabLabでした。
MyEndoscopeもFinalistとしてPitchを行い、その後、帰国後のSXSW Japan報告会では、準備や現地での経験について話してくれました。
2025年、9カテゴリのWinnerはこの9組
3月9日のAward Ceremonyでは、各カテゴリのWinnerが発表されました。
SXSW PITCH 2025|CATEGORY WINNERS
AgTech & Food
Knead Technologies
Enterprise, Smart Data, FinTech & Future of Work
Polygraf AI
Entertainment, Media, Sports & Content
NeuralGarage
HealthTech, MedTech, BioTech & Accessibility
Glidance
Innovative World Tech
Xatoms
Robotics, Web3, Voice & Extended Reality
Contoro
Security, GovTech & Space
Little Place Labs
Smart Cities, Transportation & Sustainability
Helix Earth
Student Startup
MabLab
Best in Show
Polygraf AI
Finalistになると、Pitchの前から準備が始まる
SXSW Pitchを見ていると、ステージ上の数分が一番目立ちます。
実際には、Finalistに選ばれてからAustinへ立つまでにも時間があります。
SXSW PitchにはFinalistを支えるCoachesがいて、ステージでのPresentationに向けて準備を進めます。
MyEndoscopeも、帰国後の報告会で、海外のメンターとやり取りしながらPitchの構成を何度も見直したと振り返っていました。
日本では自然に伝わる背景をどこまで説明するのか。
短い時間の中で、課題とSolutionのどちらから入るのか。
海外のAudienceへ話すことで、プロダクトそのものとは別に、「どう伝えるか」も試されます。
BEFORE THE STAGE
Pitchの数分だけでなく、
そこへ向かう途中にも、プロダクトを見直す時間がある。
2025年の記事を、結果まで残しておく
最初にこの記事を書いた2025年1月には、まだWinnerは決まっていませんでした。
MUSEとMyEndoscopeがどんな評価を受けるのか、これからAustinでPitchをするという段階でした。
大会が終わった今振り返ると、記録として残したいのは、Winnerだけではありません。
589件の応募があり、45組が選ばれ、その中に日本から2組がいた。
MUSEはRoboticsのカテゴリに、MyEndoscopeはStudent Startupのカテゴリに並び、それぞれAustinで自分たちのプロダクトを説明した。
その後、各カテゴリからWinnerが決まった。
SXSW Pitch 2025を振り返るとき、この一連の流れそのものが、その年の記録として残ります。
SXSW JAPAN NOTE
45組のFinalistの中に、
2025年は日本からMUSEとMyEndoscopeが選ばれました。




